数珠(じゅず)とは、古代インドで用いられた『ジャバマーラー(祈りの言葉を口にする)』という意味の道具が始まりで、イスラム教のミスハバ、キリスト教のロザリオ、仏教の数珠になったと言われています。
古くから最も身近な法具(ほうぐ)として使われ、珠数とも書き、念珠(ねんじゅ)とも呼ばれます。
人間には108の煩悩(ぼんのう)があるといわれ、その煩悩を念珠の一つひとつの珠が打ち消してくれるので、念珠は108個の珠があるのです。
仏さまの教えを信じる人、仏さまの道を信仰する人が、いつも持つことにより、お守りになると言われ、願いごとが叶うとされています。
念珠の輪に手を通すことで仏さまの世界とわたしたちを結ぶ架け橋となってくれる大切な法具なのです。